人と和して事を成す力

人財育成

独立して仕事を始めると、自分のペースで
仕事を進められるようになります。
スケジュールも自由に組めますし、意思
決定も早くなります
。これは会社員時代
にはなかった大きな魅力です。

一方で、気をつけなければならないことが
あります。それは、「一人で判断すること」
が当たり前になるあまり、組織の中で動く
感覚が少しずつ薄れてしまう
ことです。

会社員時代は、上司や同僚、他部署と相談
しながら仕事を進める場面が数多くあり
ました。自分の考えだけではなく、相手の
立場や都合を考えながら、一つの目標に
向かって力を合わせていました
。しかし、
一人で仕事をする時間が長くなると、
自分のやり方や考え方が基準になり、
「なぜ相手はこう動いてくれないのだろう」
と感じる場面が増えることがあります。

もちろん、自分の考えを持つことは大切です。
しかし、一人では成し遂げられない仕事も
数多くあります。イベントの開催、地域活動、
新しい事業など、多くの人が関わる場面では、
連携なくして成果は生まれません

例えば、オーケストラを思い浮かべてみて
ください。どんなに優れた演奏者でも、
自分のテンポだけで演奏すれば、美しい
音楽にはなりません
。周りの音を聴き、
指揮者の意図を理解し、自分の演奏を
調整するからこそ、一つの作品が完成します。

組織も同じです。大切なのは、「自分の
考えを通すこと」ではなく、「目的を共有し、
そのために自分がどう歩み寄れるか
」を
考えることです。

倫理でいう「和合」とは、ただ相手に
合わせて我慢することではありません。
互いを尊重しながら、より良い結果を
目指して自分から調和をつくる姿勢
です。
その第一歩は、「相手に変わってもらう」
ことではなく、「まず自分が相手に
合わせてみる
」ことにあります。

不思議なもので、自分が一歩歩み寄ると、
相手も一歩近づいてくれることが少なく
ありません
その積み重ねが信頼を生み、
一人では到達できない成果へと
つながっていきます

独立すると、自分一人の力で仕事を
しているように感じることがあります。
しかし、実際には多くの人とのご縁や
協力によって支えられています
。一人で
行動する力と、人と和して事を成す力
その両方を磨いてこそ、本当の意味で
成長し続けられる
のではないでしょうか!!

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