子どもの頃から何度も耳にしてきたことわざ
ですが、「たった三文しか得をしないのか」
と思ったこともあります。
しかし、このことわざの本当の意味は、
「少しの得」ということではありません。
朝早く起きることで、健康によい影響が
あったり、頭が冴えて仕事や勉強が
はかどったりと、小さなメリットが積み
重なり、やがて大きな差になるという
教えです。
例えば、いつもより30分早く起きて読書
をしたり、一日の予定を整理したりする
だけでも、気持ちに余裕が生まれます。
慌ただしく家を飛び出した日と比べると、
その一日の充実感は大きく違うものです。
先日、ある講話で興味深い話を
耳にしました。
植物は夜の間は呼吸を行い、朝になると
光合成へと切り替わります。その切り替えの
時間帯には、人に良い影響を与える物質も
放出されるという内容でした。
この話が科学的に証明されているかどうかは
分かりません。しかし、「だから朝の空気は
あんなに清々しく感じるのかもしれない」
と思うと、私自身は妙に納得したのです。
実際、朝日を浴びながら木々の間を歩いて
いると、昼間や夕方とは違う澄んだ空気を
感じます。鳥のさえずりが聞こえ、街もまだ
静かで、心まで整っていくような感覚が
あります。
もしかすると、その心地よさの正体は空気
そのものだけではなく、早起きをしたという
達成感や、静かな時間を自分のために使えた
満足感なのかもしれません。
理由が何であれ、朝の時間が私たちにもたらす
価値は確かに存在します。
早起きの効果は、一日や二日では大きくは
感じられないでしょう。しかし、毎日続ける
ことで生活のリズムが整い、健康にも仕事にも
良い影響が少しずつ現れてきます。
「三文の得」は、続けていけば決して小さな
得ではありません。「三文の徳」です!
一日では三文でも、一年続ければ大きな財産に
なります。
だからこそ、朝の澄んだ空気を胸いっぱいに
吸い込み、一日を気持ちよくスタートする
習慣を、これからも大切にしたい。
そう人生を変えるのは、特別な一日では
ありません。毎朝積み重ねる小さな習慣です。
「早起きは三文の”徳”」とは、その積み重ねの
尊さを教えてくれる先人の知恵なのだと
思います!!

