職場では上司と部下、家庭では夫婦の間で、
衝突が起こることは珍しくありません。
「そんな言い方されたらカチンとくる!」
「人の気持ちも考えず、よくそんなことが
言えるな…」
そんな不満の声が、あちこちで聞こえて
来ます。
けれど、こうしたトラブルの原因は、
お互い様であることがほとんど。
当事者同士の間に因果関係があるからこそ、
言い争いがヒートアップし、
なかなか解決に至りません。
もちろん、腹を割って話せばスッと解決する
こともありますが、それができるなら
最初からもめていないですよね。
ところが、当事者ではない第三者が冷静に
俯瞰してみると、意外と単純な理由だったり
します。
「より仕事を理解してもらいたくて、
つい強い口調になった」
「仕事で嫌なことがあり、つい不満を
ぶつけてしまった」
ほんの些細なすれ違いが、大きなトラブルに
発展していることも少なくありません。
頭では「俯瞰することが大事」とわかって
いても、いざ自分が当事者になると
難しいもの。
これが人間関係の不思議であり、
厄介なところかもしれませんね。