顧客や上司に提案や報告をして、しっかり
理解や納得してもらうには論理的な展開が
必要になる。その時の構成にPDCAを使う。
P:Plan D:Do C:Check A:Action
計画(P)を立てて、実施(D)して、結果(C)を
確認して、次の行動(A)を起こす。
注意して欲しいのはいきなり計画を立てれ
ますか?ということ。品質管理の世界では、
問題が発生して、すぐに改善計画を立てても
うまく行かない。
QCストーリーのステップでも紹介したように、
まずは現状把握をして要因分析を行ってか
らでないと効果的な改善計画は立てられない。
現状把握はCheck、要因分析はActionなので
正しいサイクルはCAPDCAとなる。
これは他の業務にも通じることかと思う。
あらかじめ確固たる計画があり、それを確実
に実施していくのであれば別だが、計画を
立てる前に現状把握(C)と要因分析(A)を
行い、真因や主要因を明確にし、そこに
対して改善計画(P)を立てるというのがセオ
リーである。
そして実施し結果が思わしくないなら
再度現状把握からやり直す必要がある。
PDCAサイクルを回すというのはそういう
事である。
その一連の流れをしっかりまとめて報告、
提案することが大切である。