検査規格と工程能力指数1

人財育成

検査規格の設定には以下の2種類ある
 1)予め決められているもの
 2)平均とばらつきを考慮して決めるもの

1)予め決められているもの
 こちらは部品スペックとかで予めその性能
 の良し悪しを判断する値でありメーカー
 等が提示してくる。

2)平均とばらつきを考慮して決めるもの
 一方こちらは実際に試作品をつくり、その
 平均とばらつきから良品を判断する値と
 して使用する。

この2)項の検査規格決めが重要
サンプル品の平均とばらつきの計算ができたら
μ(平均)±3σ(標準偏差)のところに検査規格
値を設定する。そうすると前回説明したように
正規分布していれば規格外となる確率は0.3%
となり1,000個生産すると3個不良品が出てくる
計算となる。

では10,000個生産すれば30個、100,000個生産
すれば300個の不良となる。300個の不良は
やはり多い。普通に考えれば10万個生産する
までに必ず改善を考えていく。
これが工程能力指数へと繋がっていくので
次回その説明をする。

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