反始慎終

倫理の学び

 本(もと)を忘れず、末(すえ)を乱さず
 
 意気込んでスタートしても、色々やっていく
 うちに初心を忘れ、怠惰になりがち。成功の
 秘訣は終始一貫やり抜くことだが、なかなか
 これができない。

 恩を忘れるな=本を忘れるな
 世の中のすべてのこと、モノが大衆の恩に
 よってできているので世のために尽くさざる
 を得ないし、働かざるを得ない。
 
 私たちの命の根元は両親であり、日夜孝養を
 尽くすのはただ一人の親だからである。
 親が病気になるのは子が不幸だからである。
 そして父を敬い、母を愛する子でしか大業を
 成し遂げることができない。

 終始一貫して仕事に徹することができない
 人々の仕事は七、八部で崩れる。最後の
 ところでダメになるので他人や時世のせい
 にするが、本当のところは己の心境の
 反映にすぎない。

 初心忘れず、最後までやり通す事が大事
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 本内容は「万人幸福の栞」(一社)倫理研究所
 発行の「十三条 本を忘れず 末を乱さず 」
 から引用および私なりの解釈で記載しています。

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