頼まれ事は試され事

人財育成

何かを頼むと、すぐ動いてくれる人がいる
一方で、なかなか重い腰を上げない人もいる。
周囲はつい後者を「あの人、腰が重いんだよね」
と評してしまうことがある。

だが、動かない本人にしてみれば理由は様々だ。
たとえば
「安易に動いてやり直しになる方が非効率だ。
まず考えてから動くべきだ」
そう冷静に判断しているつもりなのかもしれない。
あるいは単純に、「面倒くさいな
忙しいから後回しにしよう」という心理が
働いている場合もある。

しかし、どんな理由にせよ、周囲から
動かない人”というレッテルを貼られて
しまうと、次第にお願いされる機会そのものが
減っていく。これは本人にとって大きな損失だ。
なぜなら、誰かから頼まれるというのは、
信頼や期待の裏返しであり、チャンスの
入り口でもあるからだ。

たとえば、頼まれた仕事を軽やかにこなす人は、
次の機会も回って来易い。そこから新しい
役割や成長の場が生まれる。逆に、動かない
ことでチャンスが遠ざかってしまうのは、
ひどくもったいない話だ。

もちろん、やみくもに動けばいいという訳
ではない。
だが、「まずは動いてみる」。
その一歩があると、仮にやり方が違っていて
も修正できるし、相手とコミュニケーションを
重ねながら精度を上げていくことができる。
動かず頭の中だけで考えていても、外の世界は
何も変わらない。

行動には失敗もあるが、行動しないことには
何も生まれない
頼まれ事は、ときに面倒で、ときに負担
ある。それでも、そこで動くかどうかが、
その人の未来の選択肢を広げるか、
閉ざすか
を分ける。

お願いされたら、まずは動いてみる。
その積み重ねが、気づけば自分の“信用”と
いう財産
へと変わっていくのだから!!

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