Windows10の保守終了に伴い、顧客の中でまだ
それを使っている人はいないか、様々な機会で
確認して回っている。
単にパソコンを新しくする話ではなく、今後の
使い方や不安な点を丁寧に聴き取りながら、
最適な対応策を一緒に考える作業だ。
今日も二件のお宅を訪ねた。
保守延長設定説明や今後の対応の話を
していると、自然と
「普段どんなふうに使っているか」
「どこで困っているのか」
という話が出てくる。
それは、セミナーやアンケートでは
決して聞けない“生の声”だ。
自宅という慣れた環境だからこそ、本音が
出やすいのだろう。
気づけば、私は教えているようで、実際は
多くを教わっている。
「こういうところが難しいのか」
「この言葉では伝わりにくいのか」
そうした気づきが、次のセミナー内容の
改善に直結する。
つまり、現場の声が私の教科書になって
いる。
ある人から「そんな有料級の話、タダで
教えたらもったいない」と言われたこと
がある。
確かに、ビジネスの世界では“情報は価値”だ。
けれど私は、情報を惜しまず提供すること
こそが信頼を生み、結果として次の仕事に
つながると信じている。
信頼とは、契約書ではなく「この人なら大丈夫」
と思ってもらうこと。
それは、一度の取引ではなく、何度も顔を
合わせ、誠実なやりとりを重ねて築かれて
いくものだ。
そして、その信頼の土台にあるのは、
「与え続ける人は、結果的に最も多くを得る」
というシンプルな真理だと思う!!
