私が社会人になったのは昭和61年(1986年)
で、当時入社するとQCサークル活動(小集団
品質改善活動)に有無を言わさず参加させられ、
原因追及に「魚の骨」(特性要因図)を書いて
メンバーで色々と議論した記憶がある。
それが2000年頃から廃れてしまい、今では
「魚の骨って何ですか?」と若い社員に質問
され驚いたことがある。
確かにQCサークル活動は行き過ぎた義務感
やノルマが却って衰退の原因となったが、
QCストーリーやQC7つ道具を学ぶ上で
身近で大切な活動であったと思う。
それらを学ばずに問題解決だ、課題解決だ
というのは地図を渡されず目的地に向かう
ようなものだ。
今一度原点に立ち返って基本的な事柄を
しっかり学んだ上で問題解決、課題解決
に臨んで欲しい。それにはしっかりとした
育成教育が必要。