QCストーリーの中でどのステップが1番
重要か?私も以前は「要因分析」のステップ
と思っていたが、問題解決を数多く取り
扱って行く中で、まずは「現状把握」が大事
ということに気が付いた。
最初の1歩を間違えると後戻りが大変。
問題を明確にするの項でも書いたが問題の
本質を捉えるには、今起きている不具合
事象をしっかり把握する必要がある。
現状を把握する際に、ありのままを文章に
して報告する人が多い。そこから何が
分かったのか尋ねると答えが帰ってこない。
またそのデータを単にグラフ化して提示する
人も多い。そのグラフからどういう事が
問題なのか尋ねると答えに窮してしまう。
なぜこの不具合現象が起きているのかを
真剣に捉えようとしていない。ある程度
業務経験を積んでくるとどうしても固定
概念で物事を捉えてしまう。
まずは事実ヤデータを洗い出して整理する。
次に多方面から事実、データを眺める。
そしてそこから見えてきた問題を層別して
具体化する。
これを行わないと問題の本質が見えてこない
これを間違えると、ボタンの掛け間違いと
同じで、問題解決があさっての方向に進んで
行ってしまうので注意したい。