ここに1本のボールペンがある。100円ショップ
で販売されていて、白地に緑色のグリップが
巻かれている。
Aさん
緑色のグリップが巻かれているので指に
なじんで書き易そう。
Bさん
白地のボディはいかにも安ぽいので書き
にくそう
Aさん、Bさんのボールペンを見ての解釈で
ある。それに対して白地に緑色のグリップが
巻かれたボールペンが1本があるというのが
事実である。
ここでAさん、Bさんが書き易さを議論しても
解釈が違うので平行線のままである。
でも一段上を見て1本のボールペンという事実
のもと、実際に使ってみると。それぞれの解釈
が理解できる。お互いの解釈だけ議論しても
うまく行かないことを認識する。
相手の解釈による主張を傾聴しつつ、事実に
基づいた検証を行うことで、より深い理解が
得られる。そういう心構えが必要である。