振り子の原理で人生を考える

倫理の学び

振り子は、不思議な性質を持っている。
小さく揺らしているうちは、ほとんど前に
進まない。推進力を得るには、ある程度
しっかり振らなければならない。
けれど、勢いよく振りすぎると、今度は
制御が効かず、暴走してしまう。この
ちょうどいい加減」を見極めるのが
実は一番難しい。

人生も、よく似ている。

例えば、仕事で新しい挑戦を前にした時
失敗したらどうしよう」と考えて一歩も
踏み出さなければ、現状は守れるが、
景色は変わらない
。安全だが、こじんまりと
したまま終わる可能性が高い。
一方で、準備も見通しもないまま、勢
いだけで飛び込めば、環境の変化に振り
回され、心身をすり減らす
ことになる。

振り子を振ること自体が悪いわけではない。
むしろ、振らなければ推進力は生まれない
ただし、自分が耐えられる幅、自分で
戻ってこられる範囲
を知っておく必要がある。
これを知らずに大きく振ると、「挑戦
ではなく「消耗」になる。

人生の中で、この振り子をどう振るか。
平凡で、目立たず、波風の少ない人生を
選ぶのも一つの答え
だ。それを心から納得
して選んでいるなら、何の問題もない。
逆に、目まぐるしく動き、激動の渦に
巻き込まれる道
もある。しんどさは
増えるが、その分、見える景色や出会う
人は大きく変わる

大切なのは、どちらが正しいかではない。
どちらを「自分で選んだか」だ。
周りに流されて振り子を動かされたのか、
それとも自分の意思で振ったのか。
この違いは、あとから効いてくる

振り子は、振った分だけ戻ってくる。
だからこそ、覚悟を持って振る。自分で
決めて、自分で引き受ける。その上でなら、
どんな振れ幅の人生でも、きっと後悔は
少ない
。せめて、「選ばされた人生」
ではなく、「選んだ人生」を生きたい
ものだ!!

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