12月中旬に「日本の平均年収は460万円!」
という記事が発表されました。この数字を見て、
自分の年収と比べて一喜一憂する方も多いかも
知れません。
まず、この460万円をざっくり分解してみま
しょう。年収460万円とは、以下のような
内訳として考えます。
月収360万円(1か月あたり30万円)
ボーナス100万円(約3.3か月分)
この数値が「多い」か「少ない」かは、
自分の年齢や職種によって感じ方が
異なるでしょう。
ここで平均値の罠にご注意を!
ここで覚えておきたいのが「平均値」
には注意が必要だということです。
品質管理の分野では、「平均値だけを見て
判断するのは危険」というのが常識。
例えば、以下の2つのケースを考えてみて
ください
100と0
40と60
どちらも平均値は「50」ですが、
実際の状況はまったく異なりますよね?
さらに極端な例を挙げると、1億円稼ぐ人が
1人いて、100万円稼ぐ人が99人いる場合を
想像してください
1億円 × 1人 + 100万円 × 99人 =
総額1億9,900万円
平均年収は199万円
これを見ればわかる通り、平均値が必ずしも
実態を反映しているわけではありません。
比較より大切なこと
今回の「460万円」という平均値が、所得
格差をどこまで考慮して算出されたのかは
不明です。ただ、この数字を見て自分の
年収と単純に比較しても意味がなく、
参考程度に留めるのが良さそうです。
それよりも、もっと大切なことがあります。
それは、自分自身の成長に目を向けること、
そして働けることへの感謝の気持ちを
忘れないこと。これらを意識することで、
精神的な安定や幸福感を得られるのでは
ないでしょうか。
日々の小さな成長を積み重ねる事が、数字
以上に大きな価値をもたらしてくれる
はずです!