人と人との間には、次の3つの大切な境界線が
あると言われています。
①身体的境界線
②感情的境界線
③性的境界線
現代では個人主義が主流となり、この境界線を
無意識に越えてしまうと、「パワハラ」「セクハラ」
といった問題につながる可能性があります。
接する側に悪気がなくても、相手の境界線は
目に見えません。自分では「これくらい大丈夫」と
思った行動が、相手には大きな不快感を与える
場合もあるのです。
(もちろん、悪意をもって越える行為は論外
ですよね。)
昔の価値観との違い
かっては、こうした境界線を気にせず人と接する
ことが当たり前の時代もありました。プライバシー
が薄く、距離感が近かった分、お互いに心を開き、
打ち解けることも多かったでしょう。
ですが、そんな記憶や経験を基に、現代の若者達と
同じ接し方をするのは危険です。今は時代が変わり、
人々の価値観や感覚も多様化しています。
「モテる上司」とは?
この「境界線」をしっかり意識して接することが
できる上司こそ、いわゆる“モテる上司”だと
言われます。とはいえ、境界線の感じ方は人に
よって大きく異なるため、一律の正解はありま
せん。ここで問われるのは、相手の境界線を
敏感に察知し、尊重する能力です。そうした
繊細な気配りができる上司こそが、
“持っている上司”として信頼を集める事
でしょう。
時代に合ったコミュニケーションを意識し、
相手の心地良さを大切にしたいものです。