仕事でも趣味でも、ある程度の能力や技術を
身につけると、つい自分に酔ってしまう瞬間
がある。「自分はこれだけできるんだ」と
いう満足感。それが知らぬ間に、成長を
止めてしまう。
例えば、よく言われる話がある。
一流の料理人は必ずしも、良い料理教室の
先生にはなれない。なぜなら、自分の料理
の腕を見せることに満足してしまい、
「みんなで楽しく料理を学びたい」という
生徒の気持ちに寄り添えないからだ。
これは料理に限らない。技術や知識が
ある人ほど、自分を超えることより、
今ある自分を見せつけることに意識が
向きがちだ。
一方、「自己革新」できる人は違う。
今ある能力や技術を、惜しみなく
後輩や弟子に渡し、自分はまた次の
ステージに挑もうとする。今に満足せず、
常に一段高い場所を目指している。
そう考えると、成長を続けるためには、
「自己満足」と「自己革新」の違いに
気づくことが大切なのかもしれない。
自分を守るために今にとどまるのか、
挑戦を続けるために次へ進むのか。
その選択が、未来を大きく変えていく!!