多くの企業からよく「人財がいない、人財が
育っていない」と漏れ聴く。
確かに今企業において30代、40代の本来屋台
骨を背負ってバリバリ働く中堅社員や中間
管理職がいない。
それは1990年代にバブルがはじけて各企業は
社員の募集を大幅に削減してしまったことと
中長期的に人財育成教育を真剣に取り組んで
来なかったことに起因すると考える。
「いやいやうちの会社は中堅社員や中間管理職
が育っているよと反論する方もいらっしゃる。
そこは長期的な視野に立ち、世代交代と人財
育成には時間と費用がかかることを理解し、
正しい投資をしてきた成果だと思う。
多くの企業は短絡的にビジネスに即効いて
来ない人財育成費用を削って、その場をしのぎ
現在に至っているが、そのツケが廻ってきて
いるのではないか。
日本は今後更に人口が減っていくので、優秀
な人財を確保するために育成に力を注ぐ時期
を逃さないようにしたい。