ヒストグラム3 ~型とその特徴~

人財育成

ヒストグラムの型とその特徴について説明する。

ヒストグラムには代表的な型として以下の
7つがある

①一般型 ②歯抜け型 ③裾引き型
④絶壁型 ⑤高原型  ⑥二山型
⑦離れ小島型

①一般型
 ・形の説明
  中心付近でもっと度数が多く、中心から
  離れるに従って徐々に度数が減り、中心
  から左右対象の形となる
 ・特徴
  工程に異常がなければ一般に現れる形で
  ある

②歯抜け型
 ・形の説明
  区間の1つおきに度数が少なくなり、
  櫛の歯が抜けた形となる
 ・特徴
  測定方法の癖や数値の丸め方がおかしい
  時に現れる。区間の幅を測定きざみの
  整数倍にしなかった場合にも現れる

③裾引き型
 ・形の説明
  平均値が分布の中心から左右どちらかに
  ずれている形となる
 ・特徴
  部品や材料が規格値などで上(下)限が
  抑えられている。または異なる分布が
  混在している。層別して検討すると良い

④絶壁型
 ・形の説明
  平均値が分布の中心から極端にずれており
  左右のどちらか一方で度数が急に少なく
  なる
 ・特徴
  特定の規格で全数選別して規格外品を
  除去した場合に現れる

⑤高原型
 ・形の説明
  中心付近のいくつかの苦かで度数があまり
  変わらず、上部が平坦な高原状になって
  いる
 ・特徴
  平均値が多少異なる集団が複数混在して
  いる可能性があり層別して検討すると良い

⑥二山型
 ・形の説明
  分布の中心付近の度数が少なく、左右に
  分布の山が分かれている

 ・特徴
  平均値の大きく異なる2つの集団が混在
  している可能性があり層別して検討すると
  良い

⑦離れ小島型
 ・形の説明
  左右どちらかの端にもう1つの分布の山
  が現れる

 ・特徴
  工程異常や測定の誤りなどが考えられる

タイトルとURLをコピーしました