管理図4 ~点の並びのくせ1~

人財育成

管理図の異常を検出するのに管理限界線を
外れるかで判断するのは、限界点を定めれば
容易い。しかし実はもうひとつ異常として
取り扱わないといけないものがある。

それが「点の並びにくせがないか」である。
本来打点していくと”ばらつく”はずである。
規則性があった場合は何らかの異常と判断
しなければならない。ではその規則性をどの
ように見出すか?

そこで基準となるのが中心線と上下の管理
限界線である。打点がばらつくのであれば
中心線を中心に上下に打点されるはずである。
でも以下のようなケースを観ることができる。

 ①中心線(CL)に接近して打点される。
 ②上弦の管理限界線(UCL,LCL)に接近して
  打点される。
 ③上昇または下降傾向にある。
  ある周期に従って打点される。
 ④中心線(CL)より片側に連続で現れる。
  (連続で現れることを”連”という)

この中で1番やっかいなのは④の片側に何個
現れたら異常と判断するか?
 1)旧JISでは9個(9連)
 2)新JISでは7個(7連)
で判断するようになっている。 

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