ゼロ・ディフェクツ(Zero Defects)運動は
無欠点運動あるいはZD運動と呼ばれている。
具体的には従業員1人ひとりの注意と工夫
によって、仕事上の誤りの原因を除去し、
はじめから正しい仕事をすることによって、
品質と原価と納期に対し、効果的に仕事を
すすめる運動である。(日本電気編参照)
ここで重要なのは「後工程はお客様」という
考え方である。社内であっても次の工程は
お客様であり、決められた事をきちんと守り
欠点、不具合を後工程に流さないという事
である。
これを各工程が意識して実行すれば、最終
製品には1つも欠点、不具合がないという
事になる。昔、大量生産をしていた頃には
とりあえず数を作って後は検査工程で不良品
を跳ねれば良いと考えていた。それが不良
在庫の山をつくっていた。
現在は多品種少量生産なので、昔のように
後から不良品を跳ねていては、工数もかかり
不良品廃棄にも費用がかかってしまうので、
工程毎の品質の作り込みが重要となる。
ZD運動は不良予防の実践的な方法であり、
考え方であるので常に心にとめておく必要が
ある。品質・原価を確保し納期短縮のために
「欠点ゼロ」を常に目指す!!