時間が取れれば、できるだけウォーキング
をするようにしている。
きっちり時間を決めているわけではなく、
仕事の合間や息が詰まった時にふらっと
歩き出す。
コースもほとんど同じ。
いつもの川沿い、いつもの田んぼ道、いつもの
角を曲がる。
そんな話をすると、「よく飽きないね」と
言われることがある。
けれど、私にとってはこの“同じ道を歩く”
ことが心地いい。
理由はいくつかある。
まずは体力の維持。
人は足から老いるというで、歩くことは
その一番の予防策だ。
決まった距離をストレスなく歩けるコースに
しておくと、無理がなく長く続けられる。
次に、気分転換と頭の整理。
行き詰まったとき、歩きながら考えると、
意外と良いアイデアが浮かぶことが多い。
同じコースなら、車の通りも、段差の位置も
分かっているから、安心して思考に集中できる。
まるで、頭の中の引き出しをひとつずつ
整えていくような感覚だ。
もちろん、「毎日何時に歩く」と決めて
実行できる人はすばらしい。
けれど私のように、そこまできっちり
しなくても、“とりあえず歩く”という
スタンスでも十分だと思っている。
続けるためには、完璧よりも気軽さが
大事だから。
そして、同じコースとはいえ、まったく
同じ景色ではない。
春には桜が咲き、夏は木陰の風が心地よく、
秋には落ち葉が道を染め、冬は空が高く澄む。
ゆっくりと変化していく季節の表情が、
歩くたびに小さな発見をくれる。
同じ道を歩くということは、昨日と同じ
自分を繰り返すことではなく、
“同じ環境の中で少しずつ変わっていく自分”を
確かめる時間なのかもしれない。
歩くことは、身体のためだけではなく、
心のメンテナンスでもある。
今日もまた、同じ道をゆっくり歩きながら、
自分の中の小さな変化を感じ取りたい!!

