「まほろば」という言葉をご存じでしょうか?
日本の古語で、「素晴らしい場所」
「住みやすい場所」という意味があります。
古くは『古事記』にも登場し、理想郷のような
穏やかで心地よい土地を指していました。
そんな言葉を自分の今の仕事場に重ねてみると、
どうでしょう。
チラシと資料が混ざり合い、ペンを探すのにも
ひと苦労。
正直、「まほろば」とはほど遠い光景かも
しれません。
私自身、「毎週木曜日は机まわりを片づけよう」
と決めたものの、気づけば数週間そのまま…
ということもあります。
忙しさを理由に後回しにしてしまうのは、
きっと多くの人が心当たりがあるでしょう。
よく「机の状態は頭の中を映す鏡」と言われます。
確かに、机の上が雑然としていると、思考も
どこか散らかってしまうもの。
どこに何があるか分からず探し物に時間
を取られるだけでなく、気持ちの切り替えも
うまくいきません。
反対に、整理された机に向かうと、それだけで
心がすっと落ち着き、集中力も高まります。
つまり、自分の「まほろば」は遠くにある
理想郷ではなく、身の回りの環境を整える
ところから始まるのかもしれません。
完璧を目指さなくても、まずは“今日、
目の前の机を片づける”という一歩。
その小さな行動が、仕事のリズムを整え、
気持ちの流れを変えてくれます。
環境を整えることは、心を整えること。
「まほろば」と呼べるような空間を、
自分の手で少しずつつくっていきたい
ものです!!
